ネットワークエンジニアの業務内容や1日の流れを現役エンジニアが解説

こんにちは。TanaTです。

工場で機械のメンテナンスをしていたIT未経験の状態からインフラエンジニアに転職した現役のエンジニアです。

初学者
初学者

ネットワークエンジニアの仕事内容を教えてほしいです。

TanaT

ネットワークエンジニアは、ルーターを設置したりルーターの設定を行うことが主な仕事だよ

私が、インフラエンジニアになるための学習を始めるまでは、ネットワークエンジニアは、Wi-Fi設置の工事をしたり設定をする人と思っていました。

正直に言うと、家のWi-Fi設定をする作業をより規模を大きくしたものという印象でした。

しかし、ネットワークエンジニアは、設定を行うことはもちろん、設計書を作ったり、トラブル発生時の対処などさまざまな業務があります。

今回の記事では、これからネットワークエンジニアを目指す人に向けてネットワークエンジニアの概要や業務内容を解説します。

本記事の内容
  • ネットワークエンジニアの業務内容や一日の業務の流れがわかる
  • ネットワークエンジニアにおすすめの資格がわかる
こんな人におすすめ
  • これからネットワークエンジニアを目指す人
  • ネットワーク構築の手順が知りたい人

過去の自分に教える気持ちで包み隠さず教えていくのでぜひご覧ください。

ネットワークエンジニア とは

ネットワークエンジニアは、インフラエンジニアの一種で、分かりやすく言うと「ネットワークの専門家」です。

現在では、多くの人がPCやスマホを使って、Webサービスを利用しています。

YouTubeを見たり、ラインをしたり、メールを送ったりといったWebサービスの通信を安定させるために、ネットワーク機器を整備することがネットワークエンジニアの仕事です。

自宅に、無線LANのルーターやWi-Fiを置いている人も多いです。そのWi-Fiやルーターを企業向けに構築していく業務をネットワークエンジニアが行っています。

また、企業のネットワークトラブルの改善や調査をすることも業務の一環です。

ネットワークを作るときの仕事内容

ネットワークを作るときのフェーズは大きく4つに分かれています。

  • 要件定義
  • 設計
  • 構築
  • 運用・保守

要件定義

要件定義は、インフラエンジニアの業務の中でも非常に重要な業務です。

企業のネットワークを構築する時、企業が何をしたいのか、どのようなネットワーク環境を作りたいのか把握をすることが目的です。

ネットワーク構築のゴールを決めるのがこの要件定義のフェーズになります。

例えば、「社内のPCをインターネットにつなぎたい、無線と有線でどちらもつなげるようにして、どちらかが不安定でも事業が継続できるようにしたい」というところまでヒアリングできたとします。

この場合は、有線と無線のネットワーク環境を構築することが、ゴール(要件)です。

設計

続いてのフェーズが設計です。

要件定義でゴールが決まったら、すぐに構築作業をするのではなく設計書を書いていきます。

この設計のフェーズも2段階に分かれており、全体の設計書を作る段階と、詳細設計があります。

社内で一つのネットワークを作るのか、営業部と経理部で部署ごとに別のネットワークを作るのかを決めていきます。

そのため、ネットワークエンジニアには、どのようなネットワークを構築すれば要件を満たせるのかという問題解決をする力も重要です。

Wi-Fiやルーターに、どのような設定やパラメータを入れるのかといった細かい部分までは詳細設計で考えていきます。

構築

続いて、構築のフェーズです。

設計書ができたら、その設計書をもとにルーターやWi-Fiをケーブルでつないだり設定を入れていく作業が構築です。

設定を入れたものが、想定した動きをするのかといったテストとデバックの作業も、この構築のフェーズで行います。

テストも問題なく終わり、設定が完了したらお客様先に機器の設置を行います。

運用・保守

最後が運用保守のフェーズです。

ネットワーク機器が故障や異常を起こした際に、アラート(通知)が飛ぶように設定しておき、異常が起こった際は現場に駆けつけて改善を行います。

さらに、ネットワーク機器に問題がないか常に管理画面をチェックする監視業務を行う場合もあります。

ネットワークエンジニアのチーム体制

一般的にネットワークエンジニアは、「設計・構築のチーム」「運用・保守のチーム」に分かれています。

要件定義は、基本的にプロジェクトマネージャーやリーダーが行い、要件をもとに、設計・構築のチームが作業を行います。

そして、設計・構築が終わったら、運用・保守のチームに引き継ぐといった流れです。

未経験や経験の浅いうちは、運用・保守のチームで経験を積み、ネットワークがどのようにつながっているのか、設定内容を見たりします。

さらに、トラブル対応などをしていく中で、どのようなエラーが起きやすいのか、エラーが起きないようにどのようなネットワーク構成にするのかを学ぶ場となります。

一般的には、3年以上経験して設計・構築の案件にかかわれると言われています。

初学者
初学者

ネットワークエンジニアは、最初は運用・保守から始まって、設計・構築や要件定義とだんだんステップアップをしていくものなんですね。

ネットワークエンジニアの一日の業務の流れ

ネットワークエンジニアは、1つのプロジェクトや案件に入ることもあれば、複数の案件を掛け持ちしながら対応することもありますが、ここでは、一般的なネットワークエンジニアの1日の仕事の流れを解説します。

ネットワークエンジニアは、まず、出社したらスケジュールの確認とメールの確認を行います。

所属しているチームの定例会議や定期メンテナンスが入っていたり、お客様との打ち合わせなどその日のスケジュールを確認します。

そして、メールやコミュニケーションツールなどで、メッセージが来ていれば、その対応も行います。

その後は、案件対応です。緊急性のある期限の短いものから作業を終わらせて、チームメンバーやお客様からの依頼があった場合には、その業務についても対応します。

設計や構築といった上流工程では、見積書の作成やパラメーター情報を記載するためのドキュメント資料作成を行うこともあります。

ネットワークエンジニアが扱う機器について

ネットワークエンジニアは、ネットワークを安定させるためにWi-Fiやルーターだけではなく、他にも扱う機器があります。

ここでは、ネットワークエンジニアが主に扱う機器について紹介します。

ルーター・Wi-Fi

ネットワークエンジニアが扱う企業のルーターはCisco製のものがほとんどです。

ネットワークエンジニアがルーターに、IPアドレスを設定したり、ルーティングの設定を行ったりするため、ルーターやWi-Fi機器は必ず扱うと言っていいでしょう。

ルーターとは、通信に利用する電波や信号を仲介するための機器です。

一方で、Wi-Fiとは、無線LANの規格の一つです。

(他の無線規格には、近距離通信用の赤外線通信やBluetoothなどがあります。)

同じような意味で使われることも多いため、混同されやすいですがルーターは機器の名称、Wi-Fiは規格の名称と覚えておきましょう。

ファイアウォール機器

ネットワークエンジニアは、ファイアウォールの機器にも触れる機会が多いです。

ネットワークを安定させるためには、外部からの不正アクセスやサイバー攻撃から防ぐために、ファイアウォールを設置する企業も多いです。

ファイアウォールは、社内PC以外からの通信を拒否する設定やネットワークのセキュリティ強化を行う機器のため、ネットワークエンジニアが管理します。

ロードバランサー

ネットワークエンジニアは、ロードバランサーも扱うことがあります。

ロードバランサーは、負荷分散装置とも呼ばれており、1つのサーバーに負荷がかかりすぎて、サーバーダウンを起こさないように、通信を分散させる機能を持っています。

初学者
初学者

ルーターとWi-Fiって明確な違いが分からなかったので勉強になりました。

ネットワークエンジニアにおすすめの資格

ネットワークエンジニアとして活躍するためには、ネットワークに関する知識とスキルを身につけることが重要です。

そのため、資格取得はキャリアアップや転職に有利になるだけでなく、自身のスキルの証明にもなります。

CCNA

CCNAは、シスコシステムズ社が認定するネットワークエンジニアの入門資格です。ネットワークの基礎知識から、ルーティング、スイッチング、セキュリティなどの実践的な知識が問われます。

CCNAを取得することで、ネットワークエンジニアとしての基礎を身につけることができます。また、CCNAを取得していることは、就職や転職の際にも有利になるでしょう。

CCNP

CCNPは、CCNAの上位資格です。CCNAの知識をさらに深め、ネットワークの設計や構築、運用などの実践的なスキルを身につけることができます。

CCNPを取得することで、ネットワークエンジニアとしてより高度なスキルを身につけることができます。また、CCNPを取得していることは、ネットワークエンジニアとしてのキャリアアップにつながるでしょう。

ネットワークエンジニアに必要なスキルとは?

ネットワークエンジニアは、企業や組織のネットワークを設計・構築・運用・保守する職種です。そのため、ネットワークに関する幅広い知識とスキルが求められます。

ここでは、ネットワークエンジニアに必要な主なスキルを3つ紹介します。

ネットワークに関する知識

IPアドレスやルーティングなど、ネットワークの基礎知識を身につけることで、ネットワークのしくみや仕組みを理解することができます。

先ほど紹介した、CCNAの資格の勉強をすると、ネットワークに関する知識を基礎から学べます。

ネットワークエンジニアへの転職を目指していても、IT未経験で実績が無いという人はCCNAの資格を取得することをおすすめします。

ネットワーク機器を扱うスキル

ネットワークエンジニアは、実際にネットワークを構築・運用・保守するために、ネットワーク機器を扱うスキルも必要です。ネットワーク機器を扱うスキルを身につけることで、ネットワーク機器を正しく設定・操作して、ネットワークを安定的に稼働させることができます。

設定方法や操作方法に慣れるためには、Wi-Fiやルーターの実機を用意することが一番ですが、個人で機器を用意することは難しいでしょう。

そのため、機器を扱うスキルは実際にプロジェクトや企業に参画して経験を積む人が多いです。そのために、運用や保守から経験を積んで、設計や構築の案件にいくという流れがあります。

セキュリティ対策のスキル

ネットワークは、サイバー攻撃の標的になりやすいため、セキュリティ対策のスキルも重要です。セキュリティ対策のスキルを身につけることで、ネットワークをサイバー攻撃から守ることができます。

セキュリティ対策のスキルを身につけるためには、サイバー攻撃の種類や手口、対策方法などを学ぶ必要があります。また、実際にセキュリティ対策を実施して、スキルを磨くことが大切です。

ネットワークエンジニアの仕事の大変さとは?

ネットワークエンジニアの仕事には、やりがいもありますがさまざまな大変さもあります。

ネットワークエンジニアを目指すうえで、知っておいていただきたい大変さを2つ紹介します。

ネットワークの障害時は緊急対応をする

ネットワークが障害を起こした場合、迅速な対応が求められます。障害の原因を特定し、復旧作業を実施する必要があります。

サーバーやPCで異常が起きても、予備の機器を用意したり、バックアップを取ることでリスクを回避する対応も可能です。

しかし、ネットワークでトラブルが起きた場合、業務が出来なくなったり、多くの損害を生む可能性が高いです。そのため、迅速な対応が求められています。

さらに、障害の程度によっては、夜間や休日に出勤することもあるでしょう。

Wi-Fiやルーターの専門知識の習得が必須

近年では、Wi-Fiやルーターなどの無線機器が普及しています。ネットワークエンジニアは、これらの無線機器の専門知識も習得する必要があります。無線機器の設定やトラブルシューティングなど、幅広い知識とスキルが求められます。

TanaT

ネットワーク異常は緊急対応が必要になるということを押さえておこう

ネットワークを目指す人におすすめの転職エージェント

ネットワーク分野での転職を考えているなら、適切な転職エージェントのサポートは不可欠です。

ネットワークエンジニアや関連職種の求人情報を豊富に提供し、業界トレンドに精通したエージェントを選びましょう。

信頼性と実績があるエージェントは、成功への近道となるでしょう。

株式会社ウズウズ

株式会社ウズウズは、オンラインスクールと転職エージェントの両方を行う企業です。

CCNAを取得してネットワークエンジニアを目指すためのサポートと企業紹介を行っています。ウズカレというYouTube動画での学習をメインとしており、講師が学習を管理してくれるため、自分で計画的に勉強する方が苦手な方におすすめです。

オンラインスクールの受講料は、1か月につき33,000円ですが、資格取得後にウズウズが紹介した企業に採用された時にほぼ全額かえってくるキャッシュバック制度もあります。

株式会社キッカケクリエイション

キッカケクリエイションもインフラエンジニアを目指す人におすすめの転職エージェントです。ITエンジニアに絞った転職サポートをしているため、担当もIT知識がある人が、経験者目線で提案をしてくれます。

企業の採用担当者に、企業の考えや採用計画を聞いたうえで、エンジニアの希望に合った転職先をさがす両面サポート体制を取っていることが最大の特徴です。

エンキャリア株式会社

エンキャリア株式会社は、エンジニアのたまごのための転職サイト「ENたま」も運営している企業です。

IT専門の転職エージェントで、ITの豊富な知識を持った担当者が、1人1人に合わせた企業を紹介してくれます。

まとめ

今回の記事では、ネットワークエンジニアの業務内容や一日の業務の流れを解説してきました。

ネットワークエンジニアの業務は、4つのフェーズに分かれており、設計・構築チームと運用・保守チームで作業をします。

これからネットワークエンジニアを目指す人は、ネットワーク機器の概要やルーティングの設定方法、セキュリティに関する基礎知識を学習し、転職後に実際の危機に触れてみることをおすすめします。

TanaT

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。